健康診断がきっかけでがんがみつかり、父が手術をすることになりました。
家族が長期入院をするのは初めての体験です。幸い初期段階で癌が発見されたので、手術は無事終わりましたが、がんで大変なのは、手術よりもその前後であることを強く感じました。
がんが見つかった時は、本人に事実を告げるべきかどうか、告げるとしたら誰がどの大尉民具で告げるか、ということで家族間でも意見が分かれました。その後の治療のことも考えて、病名ががんであることをきちんと伝えることになったのですが、父本人は現実を受け入れて落ち着くまでにかなりの葛藤があったようです。
手術が終わった後は、退院に向けてのリハビリにかなりの時間がかかりました。手術の後はしばらく寝たきりとなるので、あっという間に体力が落ちてしまうのです。歩けるようになるまでかなり大変だったようで、手術が初めて立って歩いた時は、看護師さんが拍手をしてくれたそうです。
退院後の父は、趣味のテニスができるほど回復しましたが、がんとの闘いは、壮絶というより、忍耐と根気であるように思いました。